利根漁業協同組管轄の「薄根川」釣行記(2020年4月中旬)

みなさんこんばんは。

今回は利根漁協管轄の薄根川に釣りに行ってきました。

 

いつも通りの3.6mのテンカラ竿を使用しました。

ニッシン ゼロサム テンカラ 7:3 3608 3608
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釣行紀

朝8時に起き、10時30分頃に出発しました。前橋は全く風が吹いていなかったので、安心していきました。

 

今日の目標である赤倉川を目指したのですが、林道前はとても混んでいました。

まず、小住温泉ぐらいで、女将風の女性がちょうちん釣りのような仕掛けを持って歩いていました。その近くを旦那さん風の釣り人が歩き、車も停めるべき場所ではない道路沿い含め4台停めてありました。赤倉川の駐車場は2台止めてあり、その付近が混んでいる印象でした。

 

なんでこんなに混んでいるのだろうと思ったのですが、予定を変更し、とりあえず薄根川上流を目指します。上に登っても停められそうな場所には車が停めてあります。

前回来た場所には車が停まっていなかったので、前回と同じ場所から釣ることにします。

薄根川

 

ただ、驚くことに風がとても強かったです。

今まで経験した中でも一番の強風で、まともに竿を振れません。

 

風が落ち着くまで川中で待機していると、自分の車の隣に車が停まります。

嫌な予感がしていると、女将風おばさんが来ました。

 

辺りを見渡し、道路沿いへと歩みを進めます。

薄根川のおばさん

 

まさか・・・

すると、川上の道路から竿を垂らします。

薄根川のおばさん2

 

 

ふぁつ???

そんな方法が成立するだと・・・

 

 

ただ、強風がすごくおばさんも困っているように見えました。

5分ほどで無理だと判断したのか、車に帰り、下流へと向かっていきましたとさ。

勝手に旅館の奥さんでイワナ料理のイワナが足りないから調達に来たのではないかと思っています。

 

あの釣り方をしている人は、よく郊外の下流の川で見ますが、まさか渓流でも成立するんですね。

釣るのはとやかく言わないので、とりあえずその釣り方で釣れるのかだけは聞きたかったです笑

 

 

おばさんが立ち去ると不思議なことに風がほとんど止みました。

ということで、釣りを再開します。

 

久しぶりに来たのですが、多少環境が変わりましたかね。

気持ち水量が増えたように感じましたが、気のせいでしょうか。雪代の影響かと思いました。

(前の画像と比べたらほとんど変わっていなかったです。)

薄根川前回のポイント

 

ちなみにおばさんが狙っていた場所はこの部分です。

流石、旅館の奥さん。ポイントを知っていますね。

薄根川のおばさんが狙っていたポイント

 

釣り上がるも全く反応がありません。

水量が増えたせいかなと思っていたのですが、本当に反応が無く不安になります。

 

前回釣りを終了した部分より遥かに登っていきますが、反応なしです。

薄根川ポイント

 

2時間ぐらい経過しました。

疲れてきたので、毛鉤をポイントに投げつつ、先のあの場所で昼飯を食べようか・・・と思って全く違う方向を見ていると、まさかのヒットです。ヤマメくんが釣れました笑

薄根川ヤマメ

 

前回釣れたので、魚がいると思っていたのですが、とりあえず釣れて一安心です。

 

余談ですが、網に入れていると、きちんと流れの方向に体が向くんですね(正の走性)。

下側が川の上流ですが、川の流れの方向を向きます。調べたら、魚はエラから水を取り込むため、流れの方向を向く必要があるそうです。考えたら当たり前でしたね。ちなみに流れが全くないところでは、泳がないと水を取り込めないようです。

薄根川ヤマメ

 

サイズとしては12~13cm程度でした。

 

ポイントとしては、流心に流してわかりやすく釣れました。

青色矢印付近でヒットです。

薄根川ヤマメが釣れたポイント

 

とりあえず釣れたことに安心して、昼飯を食べます。

 

 

勢い新たに登ると、15時頃またしてもヒットです。

今度はサイズが大きく驚きました。20cm程度でしょうか。

薄根川ヤマメ20cm

 

相変わらず竿のパワーのなさに驚きました。

寄ってこない寄ってこない。

ギリギリ網に入れることができました。

 

ビクを持っていたらキープしたかったのですが、この可愛いヤマメを殺すことは厳しいので、ビクを持ってこなくてよかったですね。

 

ポイントとしては、こちらのポイントです。

最初に赤色の流れを通したところ、不自然な軌道を描いたので、怪しいなと思い青色の流れに通したら釣れました。20cmクラスの魚もいることに驚きました(すでに釣られていると思っていました)。

薄根川ヤマメが釣れたポイント

 

今回でなんとなくコツが分かったので、サクサク釣り上がります。

なんとなく、どこが釣れる流れか分かってきました。

 

 

ただ、そこで失敗したのが、次の流れです。

薄根川ヤマメが釣れなかったポイント

 

明らかに魚のいる場所が分かったのですが、流れが複雑なのと、風が強くなったこともあり、ようやく5回目くらいで目的の青色の流れに入れましたが、残念ながら釣れませんでした。赤色が周囲の流れですが、目的の岩横に流すのが難しかったですね。

ヤマメっぽい顔が見え、口を閉じたのですが、まさかのヤマメくんが毛針を食い損ないました。

推定20cmぐらいのヤマメくんでしたが、それ以降顔を見せることはありませんでした。一発目から流れに入れれば分かんなかったのですが、複数回投げたのが失敗ですかね。

 

さらに登っていくと桐の木平キャンプ場との合流点まで来ました。

どちらに行こうか悩んだのですが、薄根川では無い方の沢に行くことにしました。

薄根川分岐点

 

薄根川も厳しそうでしたが、こちらの沢も狭く結構急に感じました。

ただ、少し登ると若干緩やかな感じになりました。

薄根川沢

 

ということで、釣り上がりますが、反応はありません。

さっきのヤマメが悔しいから、次の上流のポイントで終わりにしようかと思っていたら、まさかのイワナが釣れました。

ここからはイワナの領域でしょうか。

薄根川のイワナ

 

サイズとしては15cmぐらいの大きさです。

今日初めて気が付きましたが、イワナの底部分(肛門付近)はかなり濃い黄色なんですね。

 

今回で3匹目のイワナですが、まだまだイワナの釣り方をわかっていません。今年はイワナの釣り方を勉強していきたいですね。

 

ポイントとしては、以下のポイントでした。

薄根川のイワナ

4投目ぐらいでしつこく流していたら釣れました。

本でヤマメは見切るのが早いけど、イワナは過酷な環境で生きているから貪欲に狙うという話でしたが、その通りでした。

 

赤色の部分にそれぞれ流した後、沈み石の近くの青い流れでヒットです。

 

16時10分なので、これ以上進むと退渓点がずっと先になりそうなので納竿にします。

以下の場所で引き返すことにしました。

薄根川引き返した場所

 

わかりやすい退渓点から道路に上がり戻ります。

薄根川退渓点

 

車に戻る途中、おばさんが釣っていた場所を通りましたが、だいぶ距離があることに驚きました。4mぐらい下にあるので意外に長い竿を使っていたのだなと思いました。

 

16時30分に出発し、18時すぎに家に到着です。

帰る途中、釣りをしている人は一人もいませんでした。特に15時ぐらいからはかなり寒かったので、その影響かもしれません。

 

感想

沼田ですが、まだまだ寒いですね。

武尊山は雪がまだ積もっていました。

薄根川から見る武尊山

 

一方で、沼田市の桜は満開だったので、桜見にはちょうど良いシーズンかもしれません。ちなみに薄根川付近の旅館の桜は1分咲きぐらいだったので、もう少しで開花しそうです。

沼田の桜

 

とにかく赤倉川は混んでいる印象です。

赤倉川の渓相が好きなので釣りたいのですが、釣り人が入っていない日が中々にないですね。

 

薄根川も今日は混んでいました。

情報は知りませんが、放流でもあったのかなと勝手に思っています。

 

 

釣りでしたが、今日は結構うまくいきました。

流れのどの筋にヤマメがいるかなんとなく分かったので、次回復習したいところです。

一方で、イワナはまだまだ予想がつきにくいので、イワナがいて、なおかつ釣れる川で練習したいですね。

 

20cmのヤマメが釣れたことは驚きました。

水深が思ったよりなかった場所なので意外に思いましたが、ひさぐらいまでの水深であれば50cm程度なので妥当かと思いました。なぜならテンカラは浅い場所にいる魚を釣るので、これは覚えておきたいと思いました。ルアー出身なので、どうしても深い場所を狙いたくなってしまうのですが、水深の浅い場所こそテンカラの活躍する場所だと認識を改めました。

 

ただ、非常に残念だったのが、薄根川のゴミ問題です。

入渓した場所も、大きい黒いゴミ袋のゴミが4袋あり、さらに川中にもかなりの空き缶が捨ててありました。

空き缶は野菜ジュースと、缶ビールが多かったのですが、健康志向なのかよくわかりません。自分がブログで活動を続け影響力が増したら、ボランティア大会など各川で開きたいなと勝手に思いました。

 

 

そして、今日思ったのが、テンカラは全くバラシがないなという印象です。

テンカラで一回もバラしていないことに気づきました(もちろんバーブレスフックを使用)。

 

名手に学ぶテンカラ釣りの極意50の中で「バラシの原因は流し方にあり」という記載があります。

 

 

その中で、魚は水ごと餌を食べると書かれているのですが、魚に違和感なく毛鉤を流し込めればバラさないようです。ルアーでは、結構な割合でバレるのですが、それは魚に追わせているからだと思いました。

 

テンカラの理想では魚の定位する20~30cm内(魚の流心)に流せれば良いとのことなので、流れを意識していきたいところです。

釣れなかったヤマメは何回も投げたのもありますが、流れの筋が悪かったのかなと思っています。

 

 

ちなみに使った毛鉤は、最近横着で作っている逆さ毛鉤#14です。

もはや逆さの要素も無くなってきましたが、釣れているので良しとしましょう(今度掲載します)。

 

 

今日の気付き

  • 流れの筋を読めばヤマメもイワナも釣れる
  • イワナは流れの中の岩よりを狙うと良いかもしれない
  • イワナの底部分は黄色い
  • おばさんが道路から現れたら注意

 

 

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