才能の正体を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は才能の正体を読んだ感想です。

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(2018年出版)

 

才能というと、あたかも生まれつきのものと考えられるかと思います。

しかし、以前読んだ超一流になるのは才能か努力か?の中で、才能は実行した量と語られています。

超一流になるのは才能か努力か?を読んだ感想

 

それを知った上で才能とは何か、タイトルに興味を持ったため読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者は坪田信貴氏です。

坪田塾塾長です。ベストセラーの学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話の著者です。

 

印象に残った内容は?

本書では、才能=尖り、もっと言えば結果を出せる人、つまり洞察力を持った人と紹介されています。

本書では、如何に尖ったものを持つか、という内容について語られています。

 

記憶が変わる

このように多くの場合、「結果」が才能の有無の判断基準になります。これはつまり、結果によって、過去の解釈もすべて変わってしまう、ということでもあります。p35

何度もこのブログで書いていますが、結果によって過去が変わるという話です。

確か最初に書いたのは、ダン・アリエリー氏の書籍での感想だったと思います(記憶違いだったらすみません)。

不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」を読んだ感想

 

人は結果でその人を判断します。

この本で書かれていましたが、ある性格の人Aさんがいます。

Aさんについて、Bさんは、「一流かもしれませんが家では何もしません」。Cさんは、「群れずに一匹狼でいる人です」。Dさんは、「皆が右に行く時、左に行く人」といいます。

Aさんですが、ノーベル賞を受賞しました。すると、皆はいい意味で変わり者と捉えます。

 

 

しかし、実はAさんは犯罪者でしたとすると、皆は昔からあいつは変わっていたと評します。

このように、結果から評価されます。

本書では、結果を見て、認知が変わり、物語ができると語っています。なるほどと思いますね。

そして、良かった場合それを才能と判断するのです。

 

スランプは基礎の基礎に戻る

伸び悩み、スランプに陥ったときは、「基礎の基礎に戻る」で、確実に乗り越えられる。p144

本書では、基礎の基礎に戻ることでスランプを乗り越えられるとしています。

なるほどと思いましたが、本書で理由については語られていません。

「基礎がしっかりしていないと、多くのものを集約しなくてはいけない難しい段階に来たときに、力が拡散してしまうのです。」

とあります。

理由はわかりませんが、とにかく基礎が大事なのです。

スランプになったら基礎に立ち帰りたいと思います。もちろん基礎が大事なのは十分承知です。説得力のある証拠があれば、良かったです。もちろん基礎が大事なことは百も承知ですし、野球選手が「基礎を意識したらスランプから立ち直れた」との話も聞きます。

 

メタ認知と実況

とにかく、自分で自分を動かすためには、何でも自分で自分の実況中継をしてください。p230

この部分については本当に良いことが書かれていました。

フィードバックは、「客観的に」が良いです。例えば、自分で鏡を見たとしたら、自然と悪いところは治すと思います。髪が変な方向に跳ねていたら直します。逆に、他の人から髪が変と言われたら、ちょっと嫌な気持ちになると思います。フィードバックは、主観を入れずに客観性を持たせると良いとのことです。この場合、他の人は「髪が跳ねていますね」と客観的にいうと、嫌な気持ちにならない(なりにくい)と思います。「変」には主観が入っているからです。

 

客観性とは、つまりメタ認知のことです。例えば、子供がゲームをして勉強しない時があります。そのとき親は「勉強しなさい」といいますが、これは逆効果です。

その場合、「ゲームを3時間している」など、事実を嫌味なくいいます。すると、その事実に気づき、子供としてはそれは事実なので反論もできません。その事実に客観的に気づくのが重要なのです。

 

認知するためにも、実況中継すると良いそうです。私もイライラしたら、「おおっと、ここで〇〇にイライラしたぞ、どうする」みたいなことを頭で思うと冷静になれます。何かの本で読みましたが、確かに有効な方法だと思います。

例えば、書くべきブログ記事が書けない時も、「おおっと。ブログが3記事分溜まっている。やるべきことがあるがどうする?」みたいな実況をすれば、通常よりも動きやすいと思います。メタ認知は重要です。

 

手間を省くと有名人に会える

そして、その手紙には、僕あての住所と名前を書いたハガキを同封しました。ハガキの裏には「思う・思わない」と書いて、「もう少し話を聞いてみたいと思ったら『思う』に○をして返信してください」と書き添えました。p291

これもなるほどと思いました。

塾立ち上げ時に著名な漫画家に講演して欲しいと思った著者は、お願いのファンレターを出しました。そのとき、返信するのを楽な方法にしたそうです。

具体的には、まずはファンレターが直接漫画家に届けられるか執拗に受付に聞き、ファンレターにプラスして自分宛の住所を書き、さらに○をつけるだけで返信できるようにしたハガキを同封しました。もちろん、「興味があれば連絡先を教えてください」と書き加えてあります。

つまり、興味があれば、○をつけて連絡先を書いて投函すれば連絡が取れる方式でした。この方法で、著名な漫画家から電話番号付きのハガキが届いたそうです。

 

著者が語るには、ファンレターにメールアドレスや電話番号を書けば、「ありがとう」と言えると述べています。そのような配慮があれば、確かに連絡は取れるかもしれません。なるほどと思う方法でした。

 

アクションプラン

以下、私が行うべき行動です。

  • 客観的に物事を捉える
  • 自分の状態を実況する

 

客観的に物事を捉える

まずはメタ認知です。

事実に主観を入れないことは大切に思いました。

 

特に子供を指導する際には、客観的な情報を提示し自分で判断してもらうことも重要です。以前、「東大生のが親にしてほしかったことという記事を見ました。その中に、あまりに自由度があると自分で選択肢しにくかったという意見もありました。

もし子供を指導する際は、客観的に伝えるのと同時に、子供が判断しやすいように主観も入れたいと思いました。

難しいですね。主観というよりも、選択肢を狭めるという形でしょうか。

とにかく客観的に状況を伝えることができるようになりたいですね。これができれば、他の人との軋轢も減ると思います。

 

自分の状態を実況する

これもメタ認知ですが、行動する際、嫌な気持ちになるのは他の人の主観が入るからです。

つまり、客観的な解説ができれば、自分のやるべきことがスッと明確になると思います。

そのために、自分の行動をメタ認知的に実況できるようにしたいと思います。

 

実は、ゲームで世界一を目指しているのですが、うまくいかない時があります。これは、試合を客観的に捉えられていないことが原因の時もあると思います。メタ認知は、ゲームでも重要だと思うので、できるようにしたいと思いました。

 

感想

才能について語った書籍です。

私の主観では才能というよりも、どうやって生きるとより良く生きられるかの自己啓発系の書籍だと感じました。

 

本書では、著者の主張に納得できない内容も多々ありました。

例えば、「やればできる」はまやかしの言葉という項目があります。

「やればできる」という言葉でオリンピックを目指した人は、簡単にできるだろうと思います。しかし、最初の段階でできないことに気づき、オリンピックに出場できないという結果がわかります。それに伴い動機がなくなり、練習をやらなくなると考えています。つまり、やればできるとは結果至上主義であり、結果が手に入らないと分かった瞬間にやることをやめる考えです。つまり、できそうにないならやらないということだと主張しています。

そのため、正しくはやれば伸びるが正しいとしています。

私としては、別にやればできるでも正しいと感じました。あくまでレベルの定義の問題ではと思ってしまいました。確かに、やれば伸びるではレベルが高くても低くても変わらないけど、やればできるは最高峰に高いレベルでは実行できないよねという話ですかね。

 

また、著者が超一流に会える方法として紹介している内容も納得できませんでした。

その方法は、事務所に電話をかけ、「日本のノブですけど、〇〇の電話番号がわからなくなってしまって。この番号にコールバックしてほしいと伝えて欲しい」と電話し、折り返してもらう方法です。その後、本人から電話が来て、「どこで会ったノブだい?」「ごめんなさい、実は初めてです。会いたくて連絡しました」「ワオ、騙された」「騙していないです。僕はあなたの電話番号がわからない。わからないから電話をくださいと事実をいっただけですから」

という内容でした。この後、相手の人が面白いと思い、撮影所に連れて行ってもらったとありますが、これはあまりにも失礼ではないかと感じました。そもそも、最初に「わからなくなってしまって」と言っていますが、後の語を見ると正確には「わからない」が正しいと思います。そうでないと、後で述べた「わからないから電話をくださいと事実を言っただけ」は事実に反すると思います。

まあ、嘘も大事だということでしょうか。ナイキも、創業時は日本と契約する時に大きい会社だと嘘をついたという話だったので、嘘をつくことが大切なのかもしれません。もちろん本人たちが合意して納得しているなら良いと思います。

 

勉強になる内容も多かったです。

親が子供に言ってはいけない内容というのも興味深かったです。

拮抗禁止令13の禁止令というものですが、以下挙げます。

 

拮抗禁止令(乳幼児期に親から与えられる無言のメッセージ)

  • 完璧であれ
  • 他人を満足させる
  • 努力せよ
  • 強くなれ
  • 急げ

 

13の禁止令

  • 存在するな(お前さえいなければ)
  • 何もするな
  • 成長するな
  • 感情を表に出すな(我慢しなさい)
  • お前であるな(男がほしかった、女がほしかった)
  • 子供であるな(お兄ちゃんだから我慢しなさい)
  • 近寄るな(今は忙しい)
  • 考えるな(口答えするな)
  • 成功するな
  • 自分のことで欲しがるな
  • 健康であってはいけない
  • 重要な人になってはいけない
  • 所属してはいけない(あの子と遊んではいけない)

 

これは、親なら何かしらに引っかかると思います。

親が言っていることと世間との矛盾も出てくると思います。そうなると、子供は常に自分が悪いと思うようになります。

そして拮抗禁止令を守っていれば親から存在が許されるため、常に拮抗禁止令に従うようになるそうです。

そうなると当然、能力は伸びませんよね。

親だけではなく、これは先生なども対象になるようです。考えさせられますね。

 

ちなみに、上司と部下でもこのような関係でも出てきます。非常に重要なので覚えておいた方が良いですね。

ちなみに私は母から「子供の時は可愛かったと」必ず1日1回は言われていました。母にこのことを伝えると、事実だからと言われました。

みなさんも気をつけた方が良いです。私も気をつけます。

 

 

このように面白い内容も多々ありました。

納得できないことと納得できることが双方ある書籍が良書だと思っているので、この本は私的にとても良かったです。

興味がある方は読んでみてください。

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