みなさんこんばんは。
今回はラクをするほど「成果」は上がる 東大生起業家が教える「超快適」仕事術&勉強法50を読んだ感想です。
(2010年出版)
私はウェブで情報を集める習慣はありません。新聞やニュースは即効性は高いですが、情報を溜める効率は高いと思っていません。また、ウェブ上の情報も玉石混交で良い情報を探すことは難しいと考えています。本書を立ち読みした時にウェブの情報を探す項目があり、興味を持ったので読むことにしました。
以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。
著者は?
著者は石井大地氏です。
当時医学部の東大生でありながら、起業家としても活動していました。
本書発刊後は文学部に転学し、小説家としてデビューしました。グラファーという会社のCEOを現在は務めているようです。
印象に残った内容は?
元祖ハック本といった感じでしょうか。生活でより効率的に作業をする方法について、時代に先駆け書かれている印象を持ちました。書かれている項目は以下になります。
- ラクをするほど成功できる
- 時間の使い方を変えてラクをする
- 集中力を上げてラクをする
- 処理能力を向上させてラクをする
それぞれの項目を含め、50個の仕事術+勉強方法を紹介しています。今だと当たり前に感じられることですが、2010年当時で書いているのには驚きました。
私がそういった仕事術を知り始めたのが、会社に入社した2015年ぐらいなので5年ぐらい差があります。石井氏とは4歳差なので、妥当な差かもしれませんが。とにかく参考になることが多々ありました。
成果が上がらなくてもやり方を変えない
うまく成果が上がらないときに、人はそれまで自信を持っていたやり方を簡単に変えたり、割に合わない仕事を引き受けてしまったりしがちです。そしてその結果、事態をより悪い方向に進ませてしまうのです。でも、一度、このメカニズムを知ってしまえば、うまくいかないときにも冷静に判断することができます。つまり、どんなに苦しい状況でも、いや、苦しい状況だからこそ、きちんと効果の上がることだけをやる。
うまくいっていない時にやり方を変えようとするのは、誰しもがやってしまうことだと思います。
私も英語の成績が上がらない時は、ひたすら英語学習の本を買い、結局成果が出ないということを繰り返しました。
結果が出るまでやるしかないということです。もちろん方法も大事ですが、続けることが究極的には大事だと思いました。
しかし、以前読んだ超一流になるのは才能か努力か?を読んだ中に、上達しなくなったら取り組むメニューを少し変えるという話があります。
私の中で、上達が頭打ちにならない限りはその方法を投げ出さない。上達しなかったら方法を少し変えるのが有効だと考えました。
椅子にこだわる
私が使っている椅子は定価で22万円以上します。セダスというブランドのもので、座り心地がいいのはもちろん、肘掛けの向きや高さ、リクライニングの硬さなどを細かく調整できます。~中略~
つまり、1日の仕事や勉強の時間のほとんどを人は椅子に座って過ごしているわけです。従って、座る椅子がいかに心地よいかは、その人の生産性に直結します。
当時の石井氏は高価なセダスという椅子を使っていたようです。
調べると、確かに43万円するものがありました。
/product/0/253UP103-WL1L1/]
私も仕事の生産性を上げること、さらにヘルニアの緩和を目指し、アーロンチェアーを購入しました。
その額24万円ぐらいだったと思います。
確かに、以前使っていた椅子に戻れないぐらいの性能です。簡単にいうと、椅子が薄いのに背中の反発力がとてつもなく高いです。
頭脳労働する人は、椅子にお金をかけるべきだと改めて思いました。私も余裕があれば、どんどん椅子や机などもグレードアップしていきたいと思います。
文字入力ソフトを変える
オフィスソフトにお金をかけるよりも前に、まず日本語変換ソフトを良いものに替え、ラクに文章が書ける態勢を整えましょう。p87
ブログなど文字を書くことは多いですが、文字入力ソフトを変えることは、考えたことがありませんでした。
本書の発行は2010年ですが、2022年現在はどのぐらい改善されたのでしょうか。
本書ではATOKというものが紹介されていますが、調べてみると同様のソフトが見つかりました。
Windows 10には「Microsoft IME」という日本語入力ソフトが標準でインストールされているが、サードパ…
まだ需要はありそうです。
ATOKで面白そうなのが類語機能で、類語をTabキーで探してくれるようです。これは小説を書く時に便利ではないでしょうか。
時間に余裕ができた時は小説を書きたいと思っているので、日本語入力ソフトを変えるのもありかもしれません。
ちなみに余談ですが、入力ソフトにGoogle日本語入力というものがあるそうなので、インストールしてみました。
残念ながら、英字入力とひらがら入力の切り替えが面倒らしいので断念しました。
通常入っているソフトでは、英数キーを押せば、「あ」という入力が「a」となります。しかし、Google日本語入力では、いちいち設定を変えないと入力が変えられない、またはcommandキー+スペースを押さないと変わらないようなのです。私は英数キー1つで切り替えしたかったので、採用を見送りました。色々考えないとダメですね。私はゲームブログも運営しているため、英字を使うことも多いです。なるべく手間がかからない方法を模索したいです。
ウェブ情報を収集
このRSSをまとめて管理し、閲覧できるのが「RSSリーダー」と呼ばれるサービスです。
このサービスにブログやニュースサイトを登録しておけば、わざわざウェブサイトに行かなくても、RSSリーダーからまとめて記事を読むことができます。
私が苦手なのがウェブサイトの情報を収集することです。私は、SNSは時間の無駄使いだと思っているのでほとんど使いません。
しかし、一番情報が速いのはウェブなのは明らかです。そのため、ウェブの情報を捌く方法を探していましたが、やはりRSSリーダーが良いでしょうか。
もちろん10年前の情報なので、よりよいものがあるかもしれません。
ですが、今日買った佐々木俊尚氏の現代病「集中できない」を知力に変える読む力最新スキル大全というものにも、RSSリーダーが有効と書いてありました。
まだ全て読めていないですが、とりあえずRSSリーダーは採用したいと思います。SNSの取り扱いにも書かれていたので、読むのが楽しみです。
英語圏の情報収集
この本では、RSSリーダーでフロー情報をインプットする方法を紹介しました。
このとき、英語圏のニュースサイトやブログを登録して読むようにすると、英語力の向上と、最先端の情報収集が兼ねられて、一石二鳥です。
海外の方が情報が速いことは明白だと思います。日本人1億人に対して、世界人口は70億人近く。70倍の人がいれば、それだけ最新の考えも多いでしょう。
本書で紹介されているおすすめのサイトは以下4つです。
- ニューヨーク・タイムズ
- BBCのウェブサイト
- CNN Pipeline
- Technorati
Live news, investigations, opinion, photos and video by the …
10年前の書籍だからしょうがないですが、CNN PipelineとTechnoratiは、サービスが終わっているようです。代わりにWikipediaのサイトを引用しました。
ともかく英語では最新の情報に触れられます。なおかつ英語を学べるので、効率の良さは明らかだと思います。私もどんどん活用していきたいと思いました。
自分オリジナル単語帳を作る
電子辞書のほとんどには、調べた単語を登録しておける「単語帳」機能がついています。この単語帳を自分だけの暗記教材にすればいいのです。
本書では、自分オリジナルの単語帳を電子辞書で作ることを推奨しています。
確かに自分が知らない単語だけの単語帳は、効率が良いですよね。
方法としては、知らない単語があったら調べて登録→時間がある時に復習→単語の意味が1つでもわかったら削除というサイクルを回します。
もしまたわからなくなったら、再度単語帳に追加されるという流れです。
この方法のメリットは、わからない単語を1ヶ所の電子辞書に集積できることです。
今は電子辞書は持っていませんが、アプリで類似の機能のもので代替したいと思います。
簡単に調べましたが、自分で作る単語帳 WordHolic!というものが良さそうに思えました。
アクションプラン
以下、私が次にする行動を書きます。
- 物事がうまくいかなくても、意味がある方法ならやり方を変えない
- RSSリーダーを使う
- 英語で情報を集める
- 英単語帳を作る
物事がうまくいかなくても、意味がある方法ならやり方を変えない
最初ですが、うまくいくことがわかっている方法であれば、やり続けることです。
この考えは継続して持ちたいと思います。
もしうまくいかない可能性もあるならば、そこはやり方を考える必要があると思います。
例えば、偉人のAがやっていたBという方法であれば、あくまでAだからやれた可能性があるので、Bという行動に固執しないようにしたいと思います。
逆に、1万人が成功したCという方法であれば成功する確率は高いので、やり続ける選択肢はあると思います。
もちろん、その方法が自分に合うかといったことは考える必要があると思います。
RSSリーダーを使う
ウェブサイトを集積する手段を持っていなかったので、RSSリーダーを使いたいと思います。
先程の佐々木俊尚氏が紹介していたFeeldyというアプリを活用したいと思います。
英語で情報を集める
まだ具体的には決めていませんが、英語で情報を集めたいと思います。
最近、必ず仮想通貨の情報を見るようにしています。しかし、今は日本語のサイトなので、少しずつ英語のサイトも見るようにします。
また、ゲームで世界一またはオリンピックを狙っているので、ゲームの情報サイトも英語で漁りたいと思います。
英単語帳を作る
先程の英語の続きですが、英語の記事を読む上でわからない単語も多くあると思います。
そのため、自分用の英単語帳をアプリ上に作成し、時間がある時に少しずつ覚えていきたいと思います。
今現在、私はスタディサプリの英語をやっています。
メニューにもよりますが、月およそ2000円で学べます。しかし、レベル1~2でも結構大変です。知っている単語でも前置詞と混ざると、まったく知らない意味になります。スタサプも併せて勉強したいですね。
私の家はあまり裕福ではなく塾に行けませんでしたが、今は便利ですね……お金がなくてもこんな優良な教材があるのですから……
感想
勉強法、仕事術について書かれた書籍です。
元祖ハック本と言ったところでしょうか。
内容は、現在では結構当たり前のことです。
仕事は人に頼む、飲み会には参加しない、電話は使わない、昼寝をする、アロマを使う、本屋を歩く、新聞・雑誌・テレビはやめるなどです。
今だと当たり前に知られていることだと思います。
しかし、2010年にこの内容を書かれていたので、著者の慧眼が光ります。
今読んでもいくつか学びはありました。
古い本なのでわざわざ買う必要まではないと思いますが、私のように図書館で借りても勉強になる内容のことが書いてあると思います。
今やこのようなことが書いてある書籍はいくつもあります。
2015年ぐらいから急激に増えたと思います。多分ですが、他の人が書いてあるし、書くこともないから書こうみたいなことだと思います。
ですが、先駆けで書かれていることには驚きました(もし2010年より前にこういった内容について書いてある書籍が大量にあったらすみません)。
勉強法、仕事術について悩まれている人は読む価値がある書籍です。読んでみてください。