シナリオ錬金術2「面白い!」を生み出す即効テクニックを読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はシナリオ錬金術2「面白い!」を生み出す即効テクニックを読んだ感想です。

(2020年出版)

 

小説を書く参考にするため読むことにしました。タイトルにも惹かれました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者は浅田直亮氏です。

シナリオライターでフジテレビ系『八丁堀捕物ばなし』シリーズでシナリオライターとしてデビュー。シナリオ・センターの講師。

著書にシナリオ錬金術シナリオ・パラダイスがあります。

 

印象に残った内容は?

35本の名作映画を参考に、シナリオを書く際、注意する点、面白くなる点を紹介しています。名作のあらすじも紹介しているので、映画を見たいという気持ちにもなりました。

 

〜すぎる性格

性格が一言で考えられたら、それに「〜すぎる」とつけてみてください。真面目すぎる性格とか、頑固すぎる性格みたいな感じです。よりキャラクターがはっきりくっきり際立ってきたと思います。

話している人がセリフだけで誰だかわかるように書けと、シナリオを書く際によく言われます。

私もこれでよく失敗します。今描いている小説で、幼馴染の親が3人出てくるのですが、セリフにあまり違いが出ません。

今回紹介されているように、~すぎる性格を意識したいと思いました。

 

葛藤の種類

主人公に対立する2つの気持ちを持たせ、その間で揺れ動かす葛藤パターンです。

目的に向かう主人公に次々と障害物をぶつけていくパターンと、主人公が対立する2つの気持ちで揺れ動くパターン、葛藤のパターンはこの2つです。

葛藤には2種類あるそうです。

1つは、障害物を与え、それを乗り越えさせるパターン。あと1つは感情で2つの間を揺れ動かせるパターンになります。

2つ目は、トロッコ問題などが当てはまりそうです。何もしなければ5人がトロッコに轢かれて死ぬ。しかし、途中で道を切り替えるスイッチを押すと、作業をしている1人が死ぬなど。これの正解は難しいと思います。このように、読者も判断に迷うような問題を提示すれば、葛藤につながるのかなと思いました。

 

セリフは短く

説明と感じさせないようにするには、いくつかの方法があります。とっておきの一つが、できるだけ短いセリフを書くことです。できれば1行におさまるようにセリフをやりとりさせてみてください。

今、初めての小説を書いていますが、説明のオンパレードです。特にファンタジーなので、世界観の説明など、どうしても説明口調になってしまいます。

セリフも、こう言わせようと考えてしまいます。

その対策として、短いセリフが良いとのこと。

やってみるとこれも難しいですが、説明口調にならないように意識したいと思います。

 

秘密性のカセと謎の魅力づけ

秘密性のカセは、登場人物が周囲に隠していることがあり、それを観客や視聴者に知らせておきます。~中略~

これに対して謎の魅力づけは、あえて観客や視聴者に知らせないことで、一体、何だろう?と疑問を持たせます。疑問を持つと答えを知りたくなります。謎の正体を知りたくて引きこまれていくわけです。

秘密性のカセ、よくありますね。主人公とヒロインがすれ違ったり、他の人に秘密がバレそうになりヒヤヒヤしたりとあります。これは使いたい技術です。

ただし、謎の魅力づけは使い所が難しく、主人公に感情移入できないようにしてはいけないそうです。

実は主人公は〇〇だった!と終盤に説明が入っても、ストーリーによってはそれまでに感情移入ができなくなるので、主人公に使うには不向きかもしれません。

これらも小説で採用して、練習したいと思います。

 

アクションプラン

私がすべきことを書きたいと思います。

  • ~すぎる性格をつくる
  • 葛藤を2種類つくる
  • セリフを短くし、説明させない
  • 秘密を使う

 

~すぎる性格をつくる

今小説を書いていますが、すべて~すぎる性格に分類しました。

性格の分類は、前回感想を書いた物語づくりのための黄金パターン117キャラクター編を参考にしました。

物語づくりのための黄金パターン117キャラクター編を読んだ感想

 

ただ、載っている性格がそれほど多く無いので、若干重なることになってしまいました。それでも、少しは差別化できたような気がします。これから増えるキャラクターにも~すぎる性格を当てはめたいと思います。

 

葛藤を2種類つくる

物語の基本は、主人公が障害物にあたり、行動して、悩み、解決するのが通常だと思います。ここに正解がないようなことを提示し、悩ませるのが2つ目の葛藤だと思います。これも10万字内に2つの葛藤を1回は入れるようにしたいです。

 

セリフを短くし、説明させない

これが難しいです。ですが、しないと上達しないので取り組みたいと思います。

~すぎる性格を当てはめ、それにあった短いセリフを考え、行動で説明をする。なるべくセリフでは説明しない。これを意識したいと思います。他にも、小説を読んでストックを増やしたいですね。

 

秘密を使う

これは比較的入れやすい部類だと思いました。ファンタジーでは明かされていることが最初は多く無いので、徐々に付け加えていけば、秘密の説明になるかなと思います。

あとは主人公にバレてはいけない秘密を持たせ、それがバレそうになる。でもギリギリセーフのようなことを考えたいです。

 

感想

35本の名作映画を参考に、シナリオで重要な点を紹介しています。

私としては、大満足の本でした。私は白黒映画が嫌いでほとんど見たことがないです。というよりも2000年より前の映画は映像が汚いので毛嫌いしていました。

しかし、今回の本で紹介されている映画のシナリオは本当に面白く感じたので、後で観たいと思います。

残念なのが、Amazon Primeの会員では見えない映画が何本かありました。特に黒澤明監督の七人の侍は観たかったので、残念でした。


この本は紹介している映画も面白く、なおかつシナリオの書き方も学べ面白かったです。私はシナリオの書き方を勉強していますが、このように実例でわかりやすいものは初めてに感じました。

ただし、小説よりは、映像を使ったシナリオに重きを置いています。その点では、小説家を目指す人より、映像系のシナリオライター向けの書籍に感じました。

それでも、紹介している映画が面白かったので、それだけでも満足でした。