「面白い」のつくりかたを読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は「面白い」のつくりかたを読んだ感想です。

 

日々面白いとはどうことなのか疑問に思っているので、ヒントを得るために読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者は佐々木健一氏です。

大学卒業後に、NHKエデュケーショナルに入社し、ディレクターとして『哲子の部屋』、『ブレイブ 勇敢なる者』シリーズなどを企画・制作しています。他にも数々の作品を制作し、多くの賞を受賞しています。

 

印象に残った内容は?

そもそも面白いとはどういうことなのかに始まり、アイディアはひらめきでないことを説明します。取材の重要性を説いた後、演出・構成についての紹介です。最後に番組、テレビのあり方についてです。

 

取材の後でテーマを決める

一方、私の制作スタイルは後者の「取材が先」という方法論です。企画段階では、「なんだか面白くなりそうだ」という予感や勘があるだけで、明確なテーマまではあえて設定しないようにしています。~中略~

というのも、作り手が予めテーマを決めて取材を始めると、いつの間にかそのテーマに寄せて情報を選別するようになり、さらには、取材相手をこちらが伝えたいことを伝えるための”手段”のように扱ってしまわないかという不安を感じていたからです。

これについてはなるほどと思いました。

テーマを持って取材をしてしまうと、取材対象に対して「こういう主張をしてほしい」という意図が見え隠れしてしまうからです。警察などの捜査でも、「犯人はどのような人でしたか?」の方が、「犯人は160cmぐらいでしたよね?」より、回答者の意見が反映されやすいと思います。

取材ではないパターンとして考えると当たり前に感じました。先に本などから情報収集があって、その後テーマになるかと思います。また、本は主張を変えないのでわかりやすいと思います。

ただ、実際に人相手に仕事をする人は、簡単なようで難しいことだとも思いました。

 

わかりそうでわからないのが魅力的?

大相撲を巡る一連の報道の是非や好悪は別として、この件がこれほど長く取り上げられた理由は一体、何なのでしょうか。~中略~

「分かりそうで、分からない」

おそらく誰もがこうしたモヤモヤ感を抱えながら、一連の大相撲報道を見続けていたように思います。

日馬富士関の暴行事件の話ですが、これについても納得です。

興味を惹くものとして、分かりそうで分からない、これほど気になるものもないでしょう。

一気に答えを与えてはつまらないし、分からなすぎてもつまらない。これは恋愛に例えてもその通りですね。

ただ、いざ実際にそのようなものを作ろうとすると難しそうに感じました。まずは、面白いものがあり、そこで情報を小出しにしていくというのがベストでしょうか。

本書籍では、分かり易すぎるの方向に突き進むと、墓穴を掘る可能性があるに言及を留めています。

つまり、正解は自分で探すしかなさそうです。

 

感想

面白いという要素について、平易に長年のディレクターの経験からまとめた書籍になります。

 

まず筆者は面白いについて、共感と差異を挙げています。

これは、私が以前読んだ、クリエイティブ・スイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣を読んだ感想と同じことを主張していると感じました。

クリエイティブ・スイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣を読んだ感想

 

クリエイティブ・スイッチでは、革新性と馴染みやすさです。つまり、差異と共感です。

全く同じですね。そのため、私もスッと頭に入りました。クリエイティブな人は同じ答えを持っていましたね。

 

また筆者はアイディアは思いつきではないと語ります。

これも先ほどのクリエイティブ・スイッチもそうですし、センスは知識からはじまるでも同じように書いています。

センスは知識からはじまるを読んだ感想

 

つまりは、経験と知識です。

クリエイティブ・スイッチでは大量消費として書かれており、センスは知識からはじまるでは、単純に知識がセンスを生むと書いています。

 

この書籍はディレクターである筆者が書いているので、取材についても触れています。

取材については、私自身そのような内容の書籍を読んだことがなかったので、本質を知るための取材要素は面白く感じました。

 

また、構成は、ブログやYoutubeをやっている自分にとっては重要な要素です。

最終的な結論としては、三幕構成がメジャーという内容かと思います。

これは、以下のパートでの構成です。

一幕:問題提起

二幕:問題の複雑化

三幕:問題の決着

これを一幕:二幕:三幕=1:2:1の割合でやるのが、基本的な構成だそうです。

 

細かい詳細については、それほど書かれていなかったように感じます。

途中で、ドキュメンタリー・ストーリーテリング「クリエイティブ・ノンフィクション」の作り方という書籍から引用がされていたので、この本でより詳細を学んでいきたいと思います。

 

他には、筆者はペタペタが重要と記載しています。ペタペタとは、付箋に内容を書き出して、どのような要素をどの順番に並び替えるかということです。部屋を改装してまでやる徹底加減ですが、実際に普通の人は大変だと思うので、他の紹介してあるMiroというサービスを利用した方が良いかもしれません。

 

面白いの作り方を平易に書かれているので、気軽に読むことができました。得るものも多くあったので、参考になった書籍です。