世界史を変えた戦い「ヴィジュアル・エンサクロペディア」を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は世界史を変えた戦い「ヴィジュアル・エンサクロペディア」を読んだ感想です。

(2020年出版)

 

私は歴史が好きです。しかし、普段の生活で歴史を意識することがなく、読んだあとすぐに忘れてしまいます。そうならないようにも定期的に歴史の本を読んでいます。知識を補うためにも本書を読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

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著者は?

編集者はDK社です。

寄稿者は、フィリップ・パーカー氏、R・G・グラント氏、アンドリュー・ハンフリーズ氏です。

 

翻訳は甲斐理恵子氏です。

北海道大学卒業。訳書に水の歴史(「食」の図書館)図説 世界史を変えた50の動物などがあります。

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印象に残った内容は?

歴史的な戦いが概略が2ページ、または4ページでまとめられており、さら絵やイラストが付属しています。戦場を分析した論文のような絵が載っており、今まで見たことがないようなイラストも多々ありました。

 

たびたび戦場になる樊城

1267年、モンゴルの大ハーン、クビライは、中国南部に目をつけた。ふたつの要塞、襄陽と樊城の掌握が大きな目的だ。p82

樊城というと、三国志で219年に起こった戦いが想起されます。しかし、その1000年後も同じ場所で戦いが起こっています。セダンの戦いも何度も起こっていますよね。同じ場所が戦場になるのは、やはり重要な場所に街や拠点が作られているからですよね。勉強になりました。

 

戦象の終わり

パーニーパットの戦いは、戦象に対して大砲や銃が使われた初めての戦闘だった。その結果は壊滅的で、戦象の出番は急激に減少した。p90

パーニーパットの戦いは、ムガル帝国とローディー朝との戦いで、1526年に起こりました。

戦象といえば、以前読んだ世界史を作ったライバルたちでも引用しましたが、ハンニバルが有名です。

世界史を作ったライバルたち上を読んだ感想

 

しかし、ハンニバルはザマの戦いで戦象を使ってスキピオに負けました。

そのこともあり、それ以降あまり戦象が使われたイメージがなかったのですが、1500年まで使われていたのは驚きでした。

火器の火力が上がってきたこともあり、象では戦えなくなったのでしょう。ともかく、初めて象と火器が使われたパーニーパットの戦いは歴史の転換点です。

面白いのが、火器の火力が向上したら、それに勝てる戦車が開発されました。今はミサイルの方が強いですが、ミサイルにも勝てるATフィールドのようなものが将来開発されるのでしょうかね。夢が広がります。

 

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かっこいい騎兵隊有翼重騎兵

このポーランド精鋭部隊の槍騎兵はフサリアと呼ばれ、特徴的な翼が重装鎧に取り付けられていた。フサリアは4.5-6mの槍を構え、密集陣形で全速力で馬を走らせた。その姿に敵の馬は怯え、勇猛な敵も怖気付いた。p121

1683年の第二次ウィーン包囲でのことです。包囲されたオスマン帝国にポーランドの援軍が突入しました。実際にフサリアの翼が本に載っているのですが、かっこいいですね。小説に出しても面白いのではないかと思いました。

ちなみにフサリアを有したポーランドは戦いに負けたことがなかったみたいですね。18世紀にポーランドが分割されるまでは、かなり強力だったようです。さらに、ポーランドでは第二次世界大戦まで軍馬が活躍しました。

面白そうな記事を見つけたので、下に添付します。ポーランドでは、今もフサリアが人気だそうです。ショパンよりもですかね?

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映画やドラマに出てくる日本のサムライはみんな、魅力的に見えますよね。しかし、ポーランド騎兵のフサリアもサムライに負けてい…

 

初めての気球

フルーリュスの戦いは、初めて航空機(気球)が使われた戦闘である。フランス軍は、1783年にフランスが開発した新技術である気球を戦闘で使うべく、航空部隊を創設していた。p141

これには2つ驚きました。まず1つが気球が実戦で使われたのが、1794年という非常に早い年であること。さらに航空部隊が存在したことに驚きました。航空部隊は第一次世界大戦ぐらいに創設されたと思っていたのですが、全く違いました。

確かにフルーリュスの戦いを描いた絵画にも、大きく気球が描かれています。

しかも、気球が実際に役に立ち、味方の弱い位置を強化することができたそうです。面白いですね。

 

塹壕戦の始まり

奉天の戦いで、日本兵は塹壕から攻撃した。第1次世界大戦の塹壕戦の予兆とも言える。p182

これも驚きでした。塹壕戦のイメージは第一次世界大戦ですが、日露戦争で使われていました。しかも、写真も残っており、日本兵が簡易な塹壕で戦っています。

この時は、まだ塹壕もきちんと整備されておらず、非常に簡単なものです。第一次世界大戦のような、長い戦場では、塹壕を整備する必要があったのでしょうね。勉強になりました。

 

防空手段

イギリスの本土防衛策として、空爆の標的にされそうな建造物や施設の上空には巨大な阻塞気球が浮かべられた。p210

これも知らなかったのですが、低空爆撃される対策として気球を使用したそうです。

ノルマンディー上陸作戦の有名な写真に大量の気球が写っているのですが、謎が解けました。みなさんも覚えておいたら、知識が披露できますよ。

ちなみに嵐には弱いそうで、1942年に阻塞気球が送電線にぶつかり、大損害をもたらしたそうです。戦時に必要な金属の生産が遅れたそうですね。歴史を知ると面白いです。下に阻塞気球のウィキペディアを貼ります。

余談ですが、日本も使用していたことで、イギリス戦闘機2機を撃墜したそうです。

 

感想

歴史を変えた世界的な戦いが載った書籍です。

1つの戦いが2ページで簡便に書かれています。重要な戦いは4ページですが、それでもかなり短いです。

 

どちらかというと、イラストや写真、絵画に力を入れています。

論文の表紙のような、戦場を分析した図が載っており、非常に面白く感じました。

 

しかし、戦いの説明は非常に簡易なので、ある程度歴史を知っている人でないと、理解するのは難しいです。

あくまで絵を楽しむのがメインで、説明は補足的かなと思いました。

 

それでも知らないことが多々わかったので、非常に勉強になりました。

4000円と非常にお高いのですが、歴史が好きな人は一度は読んでみても良いのではないでしょうか。

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