職場の人間関係に悩む、すべての人へ 天才を殺す凡人を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は職場の人間関係に悩む、すべての人へ 天才を殺す凡人を読んだ感想です。

以前から書店に置いてあり興味があったので読むこととしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

 

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著者は?

著者は北野唯我氏です。

博報堂に入社後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年ワンキャリアに参画。現在同社の最高戦略責任者であり、レントヘッドの代表取締役でもあります。

 

印象に残った内容は?

物語形式で、それぞれの才能、才能の活かし方、会社の変遷について知ることができます。物語形式でありつつ非常にわかりやすい内容で、なおかつ共感でき、物語も面白いので、あっという間に読み終えることができました。

 

凡人が天才を殺す理由

「ええか、組織には天才が率いる時代がある。だども、その時代が終われば、次は秀才が率いる時代が来る。そのとき、組織は凡人が天才を管理する時代に突入する。そして、天才は死んで『イノベーション』を起こせなくなる。~中略~」

天才は芸術肌で創造性に富み、秀才は再現性に富み、凡人は共感性に富みます。

天才は企業時には皆を引っ張りますが、会社が発展するとともに数字が得意な秀才にとって変わられます。また凡人は共感性を武器に、共感できないことは排除します。つまり、天才の創造性が形をなす前の状態は何もわからないので、凡人は天才を圧殺するのです。

堀江貴文氏の本を読むと、あるテレビ番組で今は当たり前になっている定額サービスについて堀江氏が言及すると、司会の今田耕司氏に「説明が足りないと人には伝わらない」ようなことをと言われたと書いてありました。しかし、実際堀江氏の天才性が、他の凡人に伝わらなかったことが容易に想像できました。

これも凡人が天才を殺す理由を証明する一例のように思えました。

 

共感性は強いけれど危うい

「確かに世の中には『売れているけど、全然あかんもの』も存在する。この事実は、特に秀才には信じがたい。理解できない。ストレートに言うと、アホな人たちが騙されているように見えるんや。秀才は、こういうのがいっちゃん嫌いや。でもな、何度も言うけれどこれは違う。売れているものは、売れていると言うだけで、その価値を証明できているんや」

私自身Youtubeで活動をしていてそのような状況を見ることがあります。

自分にとってはつまらないと感じるYoutuberが人気を獲得しているのをよく見ます。

これは一体なんなのかと思っていますが、これは一つ共感性で説明できるかもしれません。ただ、その共感生を生み出す方法についてはよくわかりません。

 

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共感を軸にした判断は「愚民政治」を招く

「大事なのは『どの部分を切り取り、見せるか』なんだべ。これが共感性を軸にした意志決定は危うい、ということや」

アラジン問題を題材に、共感性の危険さを説きます。切り取る部分の見せ方によっては、共感性は操作可能です。ただ、共感性を軸にして経営の意思決定は危険と説きます。

逆に、商品販売では、共感性を使用することで、効率的に商売を進められるのではないかと思いました。

 

感想

非常に面白い本でした。世の中の天才が、どうやって凡人に殺されるかわかりました。なおかつ、自分の中にも天才や凡才がいて、それが自分自身の天才性を殺していることもわかりました。

物語の中では、天才、秀才、凡人の他に、エリートスーパーマンや最強の実行者、病める天才などが出てきます。自分がどれに当て嵌まるかを見ても面白いですし、その人をどうやって説得するかを知るのも面白かったです。

 

この本の新しい試みとして、物語性を出しつつ、ビジネスに直接使えるることを書いたことが挙げられます。これは非常に秀逸でした。

もう一つの要素として、ブログに書かれた一般人の意見も、本の後半に載せられています。

私的には、そのブログの感想はあまり読めるものではなかったように感じられました。ブログへの感想ということもあり、自分語りがメインになっており、読む気がなくなってしまいました。

 

本文中で勇気をもらった言葉があります。以下の言葉です。

だどもな、もっと大事なのは、自分に配られたカードを世の中に出し続けることなんや、そしたら一つだけ約束できることがある」

~中略~

「過去最高の自分に出会えること。これだけはホンマや。才能は絶対磨かれていく。そして見たことない自分に出会える。これが才能を使うことの最大のメリットなんや」

これは非常に勇気をもらった言葉です。

私の一つの信念に、「昨日より成長する」というものがあります。それと同じものを感じました。自分が凡人であろうと、前に進んでいきたいと強く思いました。

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