要領が悪かった私がたった5分の「頭脳ノート」メソッドで『記憶力』『アイディア力』『情報整理力』が覚醒した理由を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は要領が悪かった私がたった5分の「頭脳ノート」メソッドで『記憶力』『アイディア力』『情報整理力』が覚醒した理由を読んだ感想です。

(2016年出版)

 

私は子供の頃から要領が悪いのがコンプレックスです。その要領の悪さを補うために読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

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著者は?

著者はverb氏です。

この本は著者欄に説明がない書籍です。こんな本は初めて見ました。いったいどんな人なんでしょうか。

ちらっと後ろのページを見ると、大学教授の名前が載っていたため安心していましたが、著者は全く違う人だと気が付きました。どのくらいのレベルの人が本を書いているか参考にしたかったので残念でした。

 

印象に残った内容は?

脳の機能紹介、実践という2つの項目から構成されています。分野としては、情報整理、記憶、時間感覚、アイディア、直感、問題解決という6つのジャンルについて扱っています。脳の機能について忘れていることも多く、2016年当時の知見を知ることができました。

 

海馬の由来

記憶に関して、大きな役割を担っているのが「海馬」です。ギリシャ神話に登場する海神ポセイドンがまたがっているとされる海馬の前肢の形に似ていることから、この名がつきました。

海馬という脳の部分はもちろん知っていました。しかし、ポセイドンの愛馬が名前の由来だとは知りませんでした。

トリビア的ですが、勉強になったので記載しました。

 

効率的な勉強方法

この方法で長期間にわたって学習し、マストレーニングとスペーストレーニングのどちらのほうが長期的に記憶が残るのか、実験が行われました。その結果、人間でもどんな生き物でも、マストレーニングよりもスペーストレーニングのほうが、はるかに効率的だということがわかっています。

マストレーニングは、詰め込み学習のことです。一方、スペーストレーニングは、休憩しながら勉強する方法です。イメージとしては、休憩→勉強→休憩→勉強と繰り返し学習を行います。

結果は、スペーストレーニングに軍配が上がっています。

理由としては、脳の細胞の活動には波があるらしく、活動した後には効率が悪くなります。そのため、適度に休憩を取ることで、効率を高めることができます。

ゆとり教育は、詰め込み教育よりも効率が良いと考えられていたため、子供の教育がゆとり教育になったのだと記憶しています。ですが、最近は詰め込み教育も優秀だという議論もあったと記憶しています。そういった知見はあまり話題になっていないですね。詰め込み教育の効率性について、最近の知見が気になりました。

 

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メモの重要性

それが企画にならないようなくだらないことだったとしても、そこからアイディアを発展させることが可能かもしれません。したがって、どんな些細なことでもノートに記録する習慣をつけ、残しておくことが大切です。それに思考という形のないものは、紙に書き、文字にすることで形のあるものに変わります。もやもやと漠然としたものが、姿を現し、より考えやすくなっていきます。

家の中でもメモをとることを習慣にし、さまざまなことに関心を持つようになれば、意識しなくても、新しいことを考えようとするアイディア脳になるはずです。

メモを取る利点は紹介しなくても良いかと思います。1日の中で人間は、凄まじい数の思考を行なっています。

後で思い出して書こうとしても、その膨大な数の記憶から目的のものを探すのは大変です。特に歳を取ると、どんどん思い出しにくくなっていきます。

また、アイディアはリラックスしている方がアイディアが出やすいと言われています。そのため、リラックスしやすい自宅でメモを取ることは重要です。

年齢を重ねると、多少のことでは驚いたりせず、さらに興味心もなくなっていきます。家の中でメモを取り、好奇心旺盛で過ごすようにすれば、アイディアが出やすい頭を作れます。

 

一人で集中する

①チェスのトーナメントに参加して真剣勝負をする、②練習対局や初心者に指導を行うなど、リラックスした状態でチェスをする、③チェスの局面分析をひとりで集中して行う、という3種類のトレーニング時間とチェスの技量(レーティング)との関係性を調べたのです。すると①には相関がなく、②には負の相関があり、そして③には正の相関があったそうです。つまり③のひとり勉強が最も効果的で、②では実力が落ちるという結果になったわけです。

この本で一番参考になったことです。心理学者のアンダース・エリクソン氏は著書の超一流になるのは才能か努力か?の中で、この結果について紹介しています。

この結果について非常に興味があったので、今日、本を購入しました。また後日、本の感想を書きたいと思います。

 

一般的には、人に技術を教えると、自分の能力が上がるという話はよく聞きます。しかし、これは競技によって違うのか、もしくは

トッププロのレベルでは人に教えることはマイナスになるかなど興味があります。

 

以前、天才!成功する人々の法則を読んだ感想を紹介しました。

本の感想

みなさんこんばんは。   今回は天才!成功する人々の法則を読んだ感想です。 [itemlink post_id="1076"]   言わずと知れた、成功するためには1万時間必要と提案した本に[…]

天才!成功する人々の法則

 

その本はアンダース・エリクソン氏の研究が元になっていたと思います。アンダース・エリクソン氏の今後の研究も追跡していきたいと思います。

 

理由は後付け

また、2枚1組の顔写真のうち好みのほうを選ばせてから、いったんカードを伏せ、選んだほうの写真だけを見せながら、選んだ理由を答えさせるという実験もあります。選んだ写真を見せるときに、何回かに一度、手品のように写真をすり替えて、選んでいないほうの写真を見せ、選んだ理由を答えてもらいました。すると、写真をすり替えられたことに多くの被験者が気づかず、なぜその顔が好みかを、その写真の特徴に合わせて答えました。実際には選ばなかったほうの顔写真であるにもかかわらずです。

人間の脳がいかに曖昧か、そして可塑性があるかを示しています。

この結果は、不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」を読んだ感想でも述べた気がします。

本の感想

みなさんこんばんは。   今回は不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」を読んだ感想です。 [itemlink post_id="1763"] 2014年出版(2010年に出版された不合理だからす[…]

今回は不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」

 

脳は適当なものです。例えば、昔の職場で Aさんという方が俳優を目指して辞めたとします。5年後大活躍していた場合、前の職場ではAさんは優秀だったと感想をいいます。しかし、もし5年後に犯罪を犯してしまった場合は、Aさんは昔からやりそうだったと昔の職場で皆言います。

つまり結果があって、その結果に合うように脳は理由を探すようです。

これは本を読んだ感想も同じで、本と全く逆のことを思っていたとしても、本を読んで納得したら、この本は自分の意見と同じだと思うこともあります。

このように、脳は後付けて理由を探します。このことを知っているのと、知らないのでは、自分自身を確信できるか差が出ると思います。

 

アクションプラン

私がすべきことを書きたいと思います。

  • メモに見出しをつける
  • 1日最低1アイディア
  • オズボーンのチェックリストでアイディアを広げる

 

メモに見出しをつける

まずはメモに見出しをつけようと思います。

見出しをつけるという行為は、その文章をまとめることになります。これをすることで、記憶の整理がされるため、積極的に見出しをつけたいと思います。

 

1日最低1アイディア

毎日1つアイディアを練りたいと思います。

本書で推奨していますが、1日1アイディア出して、なおかつ他人にアイディアを話そうとあります。他人に意見や感想をもらうと、意外な視点に気づけます。

さらに継続的に毎日アイディアを出せば、1年間で365個のアイディアが出せます。100個に1個使えるアイディアなら、1年で3~4個出せることになります。

継続は力なりということで、実施したいと思いました。

 

オズボーンのチェックリストでアイディアを広げる

先程のアイディアと似ていますが、出したアイディアはオズボーンのチェックリストで発想を広げたいと思います。本を読むたびに、毎回オズボーンのチェックリストを覚えようとするのですが、覚えられません。以下に、チェックリストを書きます。

  1. 他に使い道はないか?
  2. 他からアイディアが借りられないか?
  3. 変えてみたらどうか?
  4. 大きくしてみたらどうか?
  5. 小さくしてみたらどうか?
  6. 他のものでは代用できないか?
  7. 入れ替えてみたらどうか?
  8. 逆にしてみたらどうか?
  9. 組み合わせてみたらどうか?

 

感想

脳の機能、知見に加えて、どうしたら効率よく仕事ができるか、6つのジャンルについて紹介しています。

脳の機能はなんとなく知っているものも多かったですが、忘れているようなこともあり楽しく読めました。

 

効率よく仕事をするメソッドも、あまり聞かないようなものもあり面白かったです。

しかし、メモに索引を作ることなどは手間になりできなそうですが、他の人がやらないようなことをやることで差がつくのかなと思いました。

とにかくアクションプランで書いたことは最低限やりたいと思いました。

 

Amazonのレビューを見ると、高評価が多かったですが、本文に入るまでが長いという意見もありました。

確かに、脳の機能を紹介してから、実際のメソッドを紹介していたので冗長に感じることもありました。また、知られている知識も多かったため、初めて仕事の効率化を目指す人にオススメなのかと思いました。

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