南甘漁業協同組合管轄「神流川」アユ釣り釣行記(2023年6月中旬)

  • 2023年6月12日
  • 2023年7月10日
  • 鮎釣り

みなさんこんばんは。

 

今回は、初めて鮎釣りに行ってきたのでその記録を書いていきたいと思います(正確には2回目ですが)。

 

祖父は南甘漁業協同組合員でした。

私が6歳の時に鮎釣りを辞めてしまったので、私の頭の中にはほとんど記憶はありません。

が、叔父が鮎釣りをやっているので、せっかくなので教えていただくことになりました。

 

貸してもらい使った鮎竿は45年前ぐらいの竿だと思います。



コインチェック

神流川釣行記

南甘漁業協同組合の鮎釣り解禁は2023年6月3日(土曜)でした。

しかし、前日の台風の影響で解禁時はかなりの水量でした。

 

神流川水位メーターでは、0.5mぐらいだったと思います(平時は0.15m)。

水位や川の状態は天野刃物工房さんのブログを参考にして、釣りに行くかを決めています。

 

 

水量が減った次の週の休日に釣りに行きました。

 

前日の金曜日に下見に行きましたが、水位はそこそこあり、濁りも少しあったと思います。

しかし、かなりの釣り人がいました。

金曜日にもかかわらず目測で30人程度はいたのではないでしょうか。

 

万葉の里から見た感じの川はこんな感じです。

神流川 鮎釣り

 

下には1人の釣り人がいました。

神流川 鮎釣り

 

 

場所の下見も金曜日にしたのですが、南甘19番が旧道にあり車も1台しか停まっていませんでした。

人が少なそうは旧道は、初心者の練習には最適に思いました。

しかし、現在は鮎の放流は行われていないそうなので、数を釣りたい人は放流している場所が良いそうですね。

南甘10番や16番は車が大量に停めてあるため、上手くなったらその場所で練習したいと思います。

 

 

ということで、土曜日当日ですが、前の週の解禁日が濁流で釣れなかったこともあり、土曜日はかなり多くの人がいました。

万葉の里から見た感じ、水位は前日とほとんど変わらないように思えました。

神流川 鮎釣り

 

水位は調べてみると、0.2mでした。

画像では、夜にデータを撮ったのでもうちょっと水位が下がっています。

神流川 鮎釣り

 

大体の目測ですが、南甘19番に着くまでに60人程度の人がいました(道路から見た限りなので、見えないところも含めるともっと多そうです)。

 

南甘19番には、車が6台程度ありました。

平日よりかなり増えていました。

 

叔父から装備を借りて、9時過ぎから釣りを開始です。

 

ですが、最初に借りた竿が固着して取り出せず。

結局別の竿を用意してもらいました。

 

ほぼ釣れなかったので記録だけ書くと、私が1匹、叔父が13匹でした。

周りの人をみると、結構釣れていて、20~30匹ぐらいがアベレージに思えました(そんなに凝視していないので詳しくは分かりませんが、釣れている時は時速10匹ぐらいのペースで釣っている人もいました)。

神流川 鮎釣り

 

9時~17時まで釣って1匹だったので、時速0.125匹という結果でした。

1匹釣れた場所は、沈み岩の深みで流れが急になっている場所からチャラ瀬になっているゆるい流れの場所に鮎を動かそうとした時でした。

 

夢中で釣っていたので、画像は撮影していませんが、道路から撮影すると川はこんな感じでした。

神流川 鮎釣り

 

感想

ほぼ初めての鮎釣りでしたが、かなり難しく感じました。

実は、8年前の2015年8月にも鮎釣りをさせてもらったのですが、その時は3時間ぐらいで1匹だったと思います。

前回は全く知識なく釣ったので、今回とは大きく違いました。

 

 

今回はまず鮎の鼻カンをつけるのができませんでした。

というのも、私は鮎の鼻が脳みそがわに空いていると思っていたのですが、鮎の鼻は口の方に伸びていたのでそれすら知りませんでした。

一応2013年出版の鮎釣りの本を読んで行ったのですが、知識と実際に釣るのは違いましたね。


 

3時間ぐらいで、鼻カンをつけたり鮎が暴れない掴み方も覚えましたが、ハリスの2本ヤナギが絡まってしまったり、サカサバリが頻繁に外れたりと、まだまだ改善点はたくさんありました。

 

鮎釣り初心者の考察

ここからは鮎釣り初心者の人にも参考になるかもしれないので、初心者の自分が思ったことを書いていきます。

一応、1993年から釣りを始めて、2000年からルアーフィッシング、2008年から管釣り、2009年からフライフィッシング、2019年からテンカラを始めたので、釣りについては少しはわかってきているつもりです。

 

鮎釣りの竿

まず思ったのが、竿がめちゃくちゃ重要です。

ルアーやフライ、テンカラの渓流釣りでは、正直竿のグレードはそれほど関係ないと思っています(竿の能力よりは、スニーキングなど、歩くときに音を立てない技術や川の流れ(狙った場所)にルアーや毛鉤を落とすテクニックの方が比重は大きいと思います)。

といってもホームセンターに売っているようなレベルの装備では大変ですが、シマノの最低グレードのロッドやリールがあれば十分だと思います(可能であればロッドは1万円レベル、リールは5000円以上がいいと思います)。

管理釣り場では、竿の感度がとてつもなく重要です。常に釣られ続けている魚が対象であり、食いが浅くなる時も顕著なので、管釣りに関しては竿のグレードは重要だと思っています。

 

 

ですが、鮎釣りも非常に大事でした。

まず、竿の重さがかなり重要です。1日中竿を持っているわけなので、竿が少し重いと負担は何倍にもなります。

叔父は、45~50年前ぐらいに鮎釣りを始めたそうなのですが、その時の竿を多分貸してもらいました。

それがとてつもなく重く、6mなのですが、400g前後ぐらいあったのではないかと思います。

私はヘルニア持ちなのですが、重い竿を持っていることで腰も痛くなり大変でした。

 

鮎釣りの全国大会、マスターズの映像も見たのですが、竿は基本地面に置かず、膝と頭に竿を立てかけて鮎を付け替えたり、仕掛けをいじります。

しかし、竿が重いと体で支えられません。もちろん地面に置けばいいのですが、効率よくやるには軽い竿の方が圧倒的に良いです。

 

ということで、まず竿は絶対軽い方がいいですね。

一応竿は購入しました。

シマノさんから3万5000円で最低グレードの竿が売られています(グレードは低いですがコスパは非常に良いはずです)。

 

8.5mで重さが255gなので、まあ使っていた竿よりは当然軽いはずです。

鮎釣りでは、基本となる竿の長さは9mだそうです。

そして9mの竿で250g以下が、今の装備では標準だそうです。

現在は、8.5mを主流とする動きもあり、8.5~9mの竿が基準になるようです。今回購入した竿は8.5mではありますが、255gなので十分使用できると予想しています。

 

鮎釣りの竿といえば20万円が基準、私がメルカリで狙っていた銀影競技という竿は、24万円~35万円ぐらい(中古で5万円~20万円ぐらい)だったので、破格の値段かと思います。

とにかく思ったのは、竿は長い方が有利である点、6mでは狙った場所に鮎を泳がせるのが大変であるのと、重いと1日中竿を立てているのが大変な点です。

もし中古で購入する場合は、古くて重い竿は避けた方が良いと思いました。

まだシマノさんの友鮎ロッドは使っていないので分かりませんが、使ったらまた感想を書きたいと思います。

 

 

タモについて

次に重要だと思ったのが、タモです。

釣れなかった私にはほとんど縁はありませんでしたが、それでも網の目が細かい方がストレスは少なくなると思いました。

 

安いタモは網目が大きく、針が絡まりやすいです。

1つグレードが上がると、網目が小さくなります。

もう1つグレードが上がると、タモの底に水が貯められるようになります。これにより、友鮎をタモで移動させやすくなります。

さらにグレードが上がると、鮎のヌメりが取れにくい素材でタモが作られているそうです。

 

一番上のグレードは、まだ私には関係ないですが、少なくとも網目は小さい方が良いと思いました。

というのも、初心者の人は絶対に鮎の鼻カンをタモの中でつけます。

慣れるとタモは要らなそうですが、最初は絶対必要です。

鼻カンの下の仕掛けには逆さバリがついていて、さらにはハリスもついています。

 

これがタモに毎回絡まるのが地味に面倒でした。

釣りの時間を増やすためにも、こういった無駄な時間を削減するのも重要に思いました。

特に絡まりを直すのに集中力を持っていかれるため、肝心の釣りに集中力が残りませんでした。

 

鮎釣りの道具をいくつか購入したので、予算に余裕がありません。

そのため、もうちょっと上手くなったらタモも購入したいと思います。

 

 

仕掛けの長さ

仕掛けの長さも大事でした。

元々6.3mの竿を使う予定だったのですが、代わりの竿にしてもらったため長さは6mになりました。

6mの竿に対して天井糸+水中糸が6.3mの仕掛けを使っていたので、長くて扱いにくく感じました。

そこで、仕掛けをがっつり切ったら全体が5.7mぐらいの仕掛けになりました。

これだと逆さばりを付け直すために、鮎を寄せてくると鮎が水面に出てしまって弱るのが早かったです。

 

仕掛けは、天井糸と水中糸が竿の長さになるぐらいがちょうど良いそうです。

そこに鼻カン+ハリスが装着されるので、竿の長さ+50cmぐらいが適正でしょうか。

初心者のうちは適正な長さにするべきだと思いました。

 

 

あとはハリスですが、ヤナギの2本針は絡まりやすいのではと思っています。

本を読むと、今の主流は3本イカリと書かれていました。

 

鮎をかける速度が速いのが、4本イカリ、3本イカリ、チラシ、ヤナギの順だそうです。

ただ4本イカリは根掛かりだったり、貫通力に難があったりするので速掛けには良いそうですが、キープ力がないそうです(バレやすい)。また流れが早い場所では鮎が針の負担に負けてしまい泳げないそうです。ここら辺は試してないので分かりませんが、今後5年の内に自分のパターンを決めてみたいですね。ヤナギはキープ力はありますが、掛けるまでに時間がかかるそうです。

 

私の一族はヤナギでずっとやっているので、叔父からもらったヤナギを使いましたが2本針だと絡まりやすく感じました。

晩年目がみえなかった祖父は1本ヤナギで釣っていたそうなので、1本もアリな気がします。

針がかかるのは、友鮎の尻ビレから指2本分離した場所と言われるので、1本も今後試してみたいですね。

 

といっても、叔父は2本ヤナギで絡まってなさそうだったので、鮎の泳がせ方や準備の段階でのコツがあるのかもしれません。

3本イカリを購入してみたので、今度試してみたいと思います。

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ハリスの位置

今回ほとんど釣れなかった原因として、ハリスの位置があると思っています。

針の位置が友鮎の尻ビレから指2本と一般的に言われますが、私は指5本ぐらいの位置で泳がせました。

というのも、鼻カンを鮎につけてからハリスを逆さばりにつけるのがとてつもなく大変でした。

 

叔父は、位置の調整ができるから鼻カンをつけてからハリスをつけるのが良いと言っていましたが、私は先につけてからでないと大変でした。

その結果、ハリスの位置がかなり悪かったので、釣れなかった原因の一因だったと確信しています。

ここら辺は、やりながら慣れるしかないと思っているので、次回は指2本の位置につけた三本イカリでどう変わるかみたいと思います。

 

ヤナギですが、針の向きが重要です。針は下向きにつかないと釣れませんがそれはきちんとできていたので、やはりつける位置の距離だったと思います。

 

 

逆さばりについて

逆さばりですが、釣っている時に何度も外れてしまいました。

友鮎に何か反応があっても針がかりしなかったのは、逆さばりが外れたのも何回かはあったと思います。

鮎の鱗ですが、ヤマメやイワナよりもかなり硬いイメージでした。結構強く針をつけても外れてしまいましたし、そもそも針が鱗に弾かれてなかなか貫通しません。

逆さばりですが、上向につけるか下向きにつけるかでも変わりそうです。鮎マスターズに出てた方は針が下を向くようにつけていました。私も同じようにつけていたのですが、頻繁に外れるイメージでした。ここは鮎の別の本を見て研究したいと思います。

とりあえず追加で2冊購入して勉強しようと思います。

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狙う場所について

狙う場所も重要だったと思います。

今までの渓流釣りの経験から、シーズン初期は流れの緩やかな場所を釣るという思い込みがありました。

全く鮎の経験値がないので、とりあえずチャラ瀬や岩後ろの緩衝帯の流れなど、流れの緩やかな場所を中心に狙いました。

しかし釣れませんでした。

 

他の鮎釣り師を見ると、結構流れの強い場所、特に荒瀬とは言いませんが、白波が立つぐらいの瀬を中心に釣っている人もいました。

思った以上に鮎は流れの強い場所にいるんだなと思いました。

なるべく沈み岩の近くも釣りましたがダメだったので、岩というよりも苔のついた岩でないとダメみたいですね。

ヤマメやイワナはとにかく沈み岩があれば、苔がついていようがいまいが関係ないので、そこら辺の意識は変えないとでした。

 

 

釣りの技術

釣りの技術的な問題も重要に感じました。

私の鮎釣りのイメージは、鮎竿を立てて釣る、いわゆる泳がせ釣りです。

昔はかみとばしで上流に泳がせるだけで釣れたそうですが、釣り人も増え現在ではほぼ釣れないそうです。

そして泳がせ釣りは、流れの緩やかな場所を広範囲に探る時に使うそうです。

 

他の釣り師を観察して思ったのは、引き釣りで釣る人が多かったです。

つまり、流れの早い場所で竿を寝かして釣っていました。

仕掛けも観察したのですが、背ばりや重りを使っていないように感じました。

 

私も真似をしてある程度流れのある場所を引かせましたが、どうしても鮎が浮いてしまい釣りになりませんでした。

重りや背ばりもないとすれば、あとは糸がメタルラインで重かったのかなと思いました。

ただメタルラインは価格が高いのと、上つけ糸、下つけ糸などをつける必要があったり、糸の接続に接着剤を使ったりと大変に思いました。複合メタルラインも大変そうなので、とりあえずまだメタルラインにはせずにやりたいと思います。

 

あとはラインはナイロンも良いのかと思いました。

今回は叔父からもらったフロロカーボンを使いました。私はルアー、テンカラは強度の高いフロロのみを使っています。

しかし、鮎マスターズの仕掛けやインタビューを見ると、「ナイロンが・・・」という記事を頻繁に目にします。

2013年の本でも、ナイロンは万能だからナイロンの0.15号~0.2号を水中糸にするという記述があったので、8.5mのロッドにあったナイロンの仕掛けで試してみたいと思います。

下つけ糸はフロロ0.2号にしてみましたが、とりあえず色々試したいと思います。

といっても、やはり釣る場所も大事だと思いますので、苔のありそうな沈み石をしっかり狙いたいですね。

 

 

道具を購入

実は釣りに行く前に必要そうな道具を購入しました。

ただ、おとり船は立派なのは必要ないと思いました。5Lのものもあったのですが、Amazonの口コミで8Lあるとおとりが弱らずいいとあったため、大きいサイズを買いました。それほど釣れないと思うので、小さくていいかなと思います。

神流川 鮎釣り

 

若い時から何らかの大会に出るのが好きだったので、鮎マスターズに出場することを目指して頑張りたいと思います。

とりあえず5年後の2028年ぐらいには、出れるぐらい上手くなれればと思います。

釣りの記録も定期的に書いていきたいと思います。

 

 

鮎釣りの記録

1回目:2015年8月中旬:1匹:約3時間

2回目:2023年6月中旬:1匹:約8時間

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