人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているを読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているを読んだ感想です。

2018年出版

 

ブログでも評判だったという内容に興味を持ったので読むことにしました。

 

著者は?

著者はふろむだ氏です。

分裂勘違い君劇場」というブログの著者です。リアルでは、複数の企業を創業し、その内1社は上場しています。

また、平社員から取締役、副社長、社長を経験しています。

 

印象に残った内容は?

主題は、錯覚資産が重要で錯覚資産があると人生が変わるという内容を心理学の実験で立証しながら説明している書籍です。

 

学歴社会じゃないは幻想

現実世界は、「実力が正しく評価される健全でフェアで気持ちのいい世界」なんかじゃない。

思考の錯覚の泥沼の中で、錯覚資産という卑怯な武器で殴り合う、油断のならないジャングルなのだ。

この書籍で伝えたいことは、みな錯覚資産に騙されないと思っていますが、錯覚資産の影響を受けてるということです。

例えば、東大出身の人と、無名大学の人がいたら、心の中で東大出身の人の方が頭が良く見えてしまいます。上司も部下を評価する際には、なんらかの影響を受けると思います。

私はYoutubeやブログを運営していますが、Youtubeでもチャンネル登録者が1万人と100人では、同じ内容の動画でも評価のされ方が異なるかと思います。

ブログも、1億PVを稼いだブログと100PVのブログでは、相手への訴求力は違うかと思います。

それを踏まえてこの書籍では、みな実力が大事だと思っているけど、実際に錯覚資産が大事なので錯覚資産を増やしたほうが良いと主張しています。

 

感想

個人的には購入するほどではなかったとの印象です。ブログで読めるならブログを読んだ方が良いかと思います。

というのも2018年にこの書籍を本屋で読んだ時に、老人が自分でコントロールしないと死亡率が高くなるという内容に興味を持って買ったためです。そのため私の中では心理学の内容に期待して購入しました。しかし、心理学の内容としては有名なファスト&スローと、私が好きな書籍の図解モチベーション大百科で網羅しているので、心理学系の実験は他の書籍で十分補填できる内容でした。

 

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つまり、心理学に興味があって買った場合はそれほど知識が手に入るわけではありません。またビジネス書としてもそれほど有用とは思いませんでした。

自分が錯覚資産というものを理解していないと認識している人や、なぜあいつが成功して自分はダメなんだろうという疑問を持っている人は読む価値があるかと思います。