限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法を読んだ感想です。

 

個人的にスポーツをやっていた方の本が参考になることが多く、興味を持ったので読みました。

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

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著者は?

著者は為末大氏です。

為末大氏は、2001年と2005年の世界選手権で、男子400メートルハードルで銅メダルを取った選手です。現在では、スポーツ、社会、教育、研究に関する活動を行っています。

 

印象に残った内容は?

最初では、うまく行かないことへの理由を考えつつ、具体的に自己記録を打ち破るような結果を取るためにはどうしたほうが良いかといったことについて考えていきます。

 

成功体験による弊害

ラットを使った実験でも、成功体験による誤学習が実証されています。

3分に1回、エサが出るしくみの檻の中に、ラットを用意します。

するとラットは、最初にエサが出たときに行っていた行為と、エサが出ることを頭の中で勝手に結びつけてしまう。

成功体験は、時に成長を止めてしまう要因にもなりそうです。

ラットの例では、首を振ったり、檻を噛んだりした時に、エサが出た場合は、誤った行為と結びつけてしまうようです。

確か、世界丸見え特捜部の放送で、似たような内容を放送していました。集められた人たちが、ポイントを100にするために奔走します。何かの行動をすると1ポイントになります。しかし、実際は見えないところにある金魚がある線を越えると、1ポイントだという内容でした。

 

人間は誤ったことを学習してしまうことがあります。これには注意が必要です。

1度の成功ではなく、3度ほど再現が取れることを確認したほうがよさそうですね。

 

努力はしない方が良い?

  1. 好きなお酒を我慢し、家族との時間も犠牲にして、毎日3時間残業している人
  2. 仕事を終えてから、毎日3時間、釣りをする人

 

がいたときに、前者の3時間は努力と認められますが、後者は努力とは認められない気がします。釣りをしている人は、「どんな魚が釣れるのかな」とワクワクしながら楽しんでいるのであって、本人も努力はしているとは思っていないでしょう。

つまり、努力は、「他にやりたことがあるのに、できない」という葛藤とセットになっています。

努力はするもんだと思い込みがありましたが、努力はしない方がよさそうです。

やはり、自分がワクワクして、やりたいからやるという状況にどうやって持っていくかが重要に感じます。

 

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感想

自分の限界を突破する方法に書かれている書籍です。

 

考えを中心に書いているので、こう行動するべきといったことではないので、自分で取捨選択して行動する必要があります。

 

限界を決めているのは自分という項目で、カマス理論が出てきます。

カマスと餌の間に仕切りをつけると、最初は仕切りにカマスが突撃しますが、途中で諦めます。仕切りを外してもカマスは捕食せず、餓死で死んでしまうようです。

ただ、他の新鮮なカマスをやる気を失ったカマスの水槽に入れると、再び捕食を開始するそうです。

 

有名な話では、小象に杭でロープを繋いでおくと、大人になっても杭を外そうとしないという話もあります。

つまりは、限界は自分で決めるということです。そのことを気付くためにも、周りに一緒に頑張る仲間や、コーチがいると客観的に判断できるかもしれません。

 

理由はわかりませんが、個人的に読みにくくはありましたが、気付きも多くある本でした。

難しいことは言っていないのですが、あまり頭には入ってきませんでした。私自身がスポーツに取り組んでこなかったため、スポーツの話に共感できなかったからかもしれません。

 

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