デジタル時代の基礎知識 商品企画「インサイト」で多様化するニーズに届ける新しいルールを読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はデジタル時代の基礎知識 商品企画「インサイト」で多様化するニーズに届ける新しいルールを読んだ感想です。

ブログなどのアイデアを企画する参考になればと読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

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著者は?

著者は富永朋信氏です。

日本コダック(現コダック)、日本コカ・コーラ、ソラーレホテルズアンドリゾーツ、西友などでマーケティング関連の職務を7社で経験され、数社でCMO(最高マーケティング責任者)にも任命されています。

 

印象に残った内容は?

企画の立案から、情報収集から販売まで網羅的にマーケティングについて書かれた本です。イラストも多く、ビジュアル的にわかりやすい書籍でした。

 

購入されない商品も棚に並べる意味がある

人が購入する際に、必ずしも絶対的な価格だけではなく、リファレンスポイントをもって判断しているために起こることです。~中略~

多くの方は、購入されない商品は、棚に並べても意味はないと思ってしまうでしょう。しかし、ほかの商品を選んでもらうための基準として必要な場合があるのです。

購入されない商品を置いておく意義が、ケースを踏まえてわかりました。

下記のケース1では、基準はAとなり、Aが売れることになります。

  • 選択肢A:ダウンロード版のみ1500円
  • 選択肢B:ダウンロード版+CD 3000円

 

一方で、下記のケース2では、基準がA’もしくはB’になるので、C’も売れるようになります。

  • 選択肢A’:ダウンロード版のみ1500円
  • 選択肢B’:CDのみ 2850円
  • 選択肢C’:ダウンロード版+CD 3000円

これは、B’とC’と比べたらAが安いから購入する場合と、B’と比べたらお得だからという理由でC’を購入する場合があります。

著者は、新たな基準をつくることで、消費者の選択に影響を与えることができると主張します。

これはなるほどと言いました。この例ではCDに売れることは期待しないけど、販促的な意味合いで用いるということですね。

 

感想

非常に商品の企画から、販売までわかりやすく書かれています。

見開きのページで、左側に説明の文章、右側にイラストを使用しており、なおかつ十分量の説明もあるので、私にとってわかりやすく感じました。

 

しかし、私自身が商品企画を必要としていないので、ブログの企画などのアイディアには使えない内容ではありました。ただ、ペルソナの時代による変化など、面白く感じる内容がありました。

この書籍の良いところは、非常に平易に書かれているので、マーケティングの知識がない人でも、読むことができる点だと思います。

 

 

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