3・11あの日のこと、あの日からのこと 震災体験から宮城の子ども・学校を語るを読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は3・11あの日のこと、あの日からのこと 震災体験から宮城の子ども・学校を語るを読んだ感想です。

3・11あの日のこと、あの日からのこと 震災体験から宮城の子ども・学校を語る[本/雑誌] (単行本・ムック) / みやぎ教育文化研究センター/編 日本臨床教育学会震災調査準備チーム/編

2011年3月11日の未曾有の大地震を忘れないため、また亡くなった人のため、自分に何ができるか向き合うために読みました。

 

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著者は?

編集は、みやぎ教育文化研究センター日本臨床教育学会震災調査準備チームになっています。

 

印象に残った内容は?

実際震源地にいた教師たちが、災害時にどのように対応したか、どのようなことが起こったかについて綴られている本です。合間で、子どもたちの手紙も紹介されていますが、実際現場でどのようなことが起こっていたかについて教育者の視点で書かれています。

 

寒さにふるえながら

ひどく寒かったので、着替えたものの、亡くなられたお年寄りもいました。みんなでマッサージしたり、使い捨てカイロで温めたりしたのですが、低体温でその日の中に2人、おじいさんが亡くなりました。朝になってからだったか、おばあさんも1人亡くなりました。

津波で亡くなった方がほとんどかと思いますが、3月という寒さもあり、寒さで亡くなった方もいたそうです。

災害はいつどこで起こるかわからないものなので、自宅に災害用のキットを置いておいても良いかと思いました。私は登山をするので、遭難した時用の体を覆うシートを持っていますが、そういう物を持っているだけでも違うと思います。

 

はじめての避難場所へ

そして、役場の人だと思いますが、ネクタイを締めた人が「大津波が来る」「役場(山側に3~4キロ行ったところ)まで走って逃げろ」と叫んでいました。その知らせに来てくれた人は津波に巻き込まれ、お亡くなりになったということです。元山下第二小学校の教師で退職後、民生委員になった方も、お年寄りに自転車で声をかけてくださったのですが、亡くなりました。

これは読んでいるときにも泣いてしまいましたが、今改めて書く時も涙がこぼれてしまいます。

自分の身を犠牲にしても他の人を助けてくれた方が多くいたことを忘れないようにしましょう。

防災無線が折れたことにより、機能しなかったことが原因の一つですが、未曾有のことへの対策も考えないといけないですね。

 

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感想

現地で災害にあった人たちの記録です。

教師目線から、現場で何が起きたのか知ることができます。

 

当時私は大学生で、群馬にいました。

群馬でも地震は凄まじいものでした。ちょうど床屋に行ったところで、降りると、車がバインバインと揺れていました。「今日は風が強いな」と思いつつ床屋に入ると、「アサヒ君、早く窓から離れて」と言われました。

家に帰ると、近所ではみんなが家から避難して道路に飛び出たと母親から聞きました。

 

それだけ凄まじい地震でしたから、震源地近くの宮城では悲惨な状況だったでしょう。

特に、子どもたちへの影響は怖いですね。実際、自身が住んでいた街が飲み込まれるのを見るのは、大人にとってもつらいものがあるでしょう。

 

この本を読んだことで、より意味のある人生を生きなくてはとあらためて思いました。

 

 

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