みなさんこんばんは。
今回は、神流川に行ってきたのでその記録を報告します。
感想は、久しぶりの釣りだしねえ……
使ったテンカラロッドはニッシンゼロサム3608 7:3、ラインはヤマトヨテグスのレベルラインを使用しました。
神流川釣行記
釣行編
朝5時40分に起き、8時過ぎに出発にしました。
若干運が悪く、非常に遅いセメントの車に捕まってしまいました。
鬼石の途中に登板車線があるのですが、セメント車を抜かそうとしたら80kmで走り、抜かさせてくれません。
そこで諦めたところ、山道は30kmぐらいのノロノロ運転でした……
それもあってか、目的の道の駅上野には9時50分ぐらいに到着しました。
ただ運が良かったのは、川をじっくり見れたことです。
当日は、あまり暖かい日ではなかったのですが、かなり釣り人がいました。
南甘漁協管轄の万場~中里の神流川でも、10人ぐらいの釣り人を見かけました。
失礼ですが、南甘の渓流釣りはあまり釣れる印象がありませんでした。
私の祖父が理事を務めていましたが、南甘は鮎釣りメインのイメージがあるからです。
私が見かけた10人全てルアー釣りでした。当然春先なのでルアーマンしかいないんでしょうか。
とにかく川の状況が見れたのは良かったです。
本来であれば、川の駅の漁業組合で年券を購入したかったのですが、あいにく火曜日でやってないことはあらかじめ知っていたので、道の駅上野での購入です。
運がいいことに、店員さんがルアー釣りをやる人で情報をいただきました。
天気が悪い日は全く釣れなかったが、次の暖かい日は爆釣で、見せてもらった写メには10匹ぐらいのヤマメが写っていました。
私としては、御巣鷹山の麓まで行くつもりだったのですが、まだ早いとアドバイスをいただきました。
そして、本流で釣った方が良いとのことで、本流のポイントを探しました。
ちなみにまだ寒いので、本流も淵にヤマメが溜まっているとの情報です。また、曇りの日は寒くて釣れないが、その反動で次の日はすごい釣れるのではないかと言っておられました。現地に住んでいる人ならではの情報ですね。
教えてもらった本流のポイントにいくも、残念ながら教えてもらった場所はすでに釣り人がいました。
やはり釣れる場所は、人も集まるみたいです。
そのため、初志貫徹で御巣鷹の麓まで行くことにしました。
途中川を見ますが、かなり良い感じです。
雪も残っておらず、テンカラでも釣れそうに感じました。
雰囲気も良さそうです。
期待に胸を膨らましますが、車を走らせると御巣鷹方面は残念ながら通行止めです。
とりあえずどうしようか考えましたが、川に降りられそうだったので、諏訪山登山口駐車場に車を止め、下で釣ることにしました。
まだ雪が残っています。
坂道は雪が凍っていて若干滑ってひやっとしましたが、無事降りられました。
上から見ると沢と合流しているのがわかります。
沢は見た感じ魚がいなそうなので、本流側にいくことにしました。
ちなみに合流点はこんな感じです。
右側の橋を越えると諏訪山へ。左側は集落に行けます。
降りた場所からでもヤマメが見えました。
最初はここで釣りました(写真は川に近いですが、最初は川から離れて釣りました)。
期待が高まります。
余談ですが、向かい側の民家に犬がいてめっちゃ吠えられました。
飼い主のおばさんが叱ってくれましたが、けっこう騒ぐので不安になります。
なんか申し訳ないですよね。釣り人の方が階級が低いと思っているので恐縮してしまいました。
最初の数投はうまく投げられませんでした。
半年ぶりのテンカラですが、意外に感覚を忘れているものですね。
1投目は反応がありませんでしたが、2投目で当たりがあります。
竿に乗りませんが、少なくとも反応があることに興奮します。
3投目も反応はありましたが、これも乗りません。
その後数十投しても、もはや反応はありません。
最初で仕留めたかったですね……
見ていると、20cmぐらいのヤマメが一匹いました。
しかし、もちろん釣れません。
流心に入っていったので、狙いますが反応は何もありません。
重りをつけたりしてもダメでした。
とにかくこの日は風が強かったです。
毛鉤を投げても、風で水面から毛鉤が飛び出してしまいます。
やはり、3月は毛鉤には早いかもしれませんね。
諦めて、上に上がります。
降りた時に気付きましたが、この場所は本谷の下の場所みたいですね。
そのため、魚がいることは確定です。なぜならキャッチアンドリリース区間の魚が降りてくるからです。
それでも反応はありません。
久しぶりの渓流ですが、やっぱりいいですね。
シカの糞とかありますが、自然にいる感じがしてとても良かったです。
今日は結構寒い割には、虫も乱舞しています。
写真では見にくいですが、結構な量が飛んでいることがわかります。
釣り人もこの場所を狙っていたようです。
先人たちの狙った場所がわかります。
同じ場所を狙っても全く釣れませんでしたが。
そのまま本谷の境(橋下)まできましたが反応はなしです。
以前の記事で書きましたが、本谷で密漁者とばったり出会ってしまったことがありました。
私としては、迷って本谷に行ってしまった可能性もあるかなと思いましたが、明らかに看板があるのでわかりますね。
これを見落としたら頭がいかれているとしか思えません。
本当ならこの看板の先から道路に出て戻りたいですが、釣り道具を持っていたら罰金とあるので、この道は使えません。
みなさんも、本谷を横切って道路に出ないように気をつけましょう。
川を降りて戻った時に、先ほどの場所で数投、投げました。当たりはありますが、フッキングまでしません。
どうやら魚が小さすぎてフッキングできないようですね。
大きい魚はある程度、解禁初日で釣られたのでしょうか?
せっかくなので、沢の方も見ます。
沢の方も途中まで行きましたが、全く魚が見えないので戻ることにしました。
降りる時には気づかなかったのですが、神社の鳥居があります。
知らない神社ですが、なんて読むんですかね。
私は神社が大好きなので、鳥居で祈ってから車に戻ります。
これからどうしようかと思ったのですが、ふと漁協の釣りマップを見ると先ほどの沢に名前がついています。
大神楽沢と。
しかも、魚のマークもありました。
これは釣れるかもしれないと思い、もう一度沢を登ることにしました。
途中はこんな感じの沢です。
なんか釣れなそうだなと思いつつ、登ります。
ようやく魚が見えました。
稚魚ですが、私に反応して一目散に逃げていきました。
もちろん投げても反応なしです(上の写真の場所でした)。
そのまま上に登ると明らかに魚がいそうな場所がありました。
しかし、私のスキルが足りなくて狙った場所に投げられません。
しかも私は3.6mの竿を使っているのですが、ジャンプして渡れるぐらい狭い沢には長すぎました。
狙えないので、横から釣ろうと思い近付くと、20cmぐらいのイワナが急いで逃げていきました。
またしてもチャンスを自分で潰します。
ダメですね。
しばらく粘りますが、当然釣れません。
登っていくと明らかに釣れそうな場所が再び出てきました。
しかし、私のテンカラは表面直下を狙うので、深場は釣れません。
ルアーマンなら良かったかもしれませんね。
重りをつけたり色々しますが、釣れません。
1mぐらいの水深にヤマメっぽい魚影は確認できましたが釣れませんでした。
ちょっと怖かったのが、泳ぐネズミがいました。
結構な速度でビビりました。
たしか、13年前の群大生の時も、桐生川の奥で泳ぐネズミと遭遇した気がします。
結構怖かったです。
上の堰堤まできました。
もう釣る気があまりなく、不用意に川に近づき、再びイワナらしき魚影が慌てて逃げるのが見えました。
今日はダメダメですね。
もちろん粘りましたが、釣れませんでした。
久しぶりの渓流ですが、慎重に動かないとダメですね。
まあ、沢が小さいので変に釣ってしまうと魚が枯渇してしまうので、釣れなくて良かったのかもしれません。
このまま堰堤も越えられたのですが、あえて無理をする気もなかったので引き返すことにしました。
車に戻ったのが、13時30分でした。
どうしようかと思ったのですが、もともと林道を釣り上りたい思いがありました。
そのため、中ノ沢の上流に行くことにしました。
しかし、道路崩落のため通行止めでした(後で漁協の人に聞いたら林道まではいけるそうです)。
そこで、中ノ沢の途中から釣ることにしました。
ちょっと急な場所なので、ビビりましたが降りました。
この場所も先人がいた足跡があるので、釣れる期待があったからです。
しかし、一面の雪景色です。
これで釣れたら気持ちいいだろうなと思います。
自分の記憶では、2年前沼田の桜川でイワナが釣れた記憶があります。
あれと同じで釣れたらいいなと思いますが、全く釣れません。
あとは怖さがありました。
雪庇という感じでしょうか。
川の上に雪が積もっていて、先人たちは渡った跡がありました。
しかし、今日は少し温度が上がって、氷が薄くなっています。
これは自分の70kgの体重を支えられないだろうなと思ったら案の定落ちました。
死ぬかと思いました。
後で写真を撮りましたが、川の上の雪を踏み抜きました。
心の中で落ちると思っていたので、怪我をしなかったのですが、危なかったですね。
そのまま上に登りますが、このまま続けても釣れないだろうなと思ったのでここで諦めました。
やはり、温度が高いであろう本流がいいと思ったので、しおじの湯の上側に車を停めるスペースがあったのでそこに止めました。
その場所から降りようとしたのですが、降りる道が雪で凍っていたのでしおじの湯から降りて釣り上がることにしました。
降りた場所はこんな感じです。
ヤマメはいますが、稚魚で釣れません。ただ、魚がいることは確認できました。
釣り人もいたようで、ゴミとタバコがあります。
エサ釣り師のようです。ただ、ゴミは捨ててほしくないな。まあ、カスにモラルを求めてはいけないですが。
ある場所で、魚がライズしているのを確認しました。
これは狙えると思って狙うと、手にゴツゴツという当たりが。
釣れませんでしたが、これは釣れそうだと粘ります。
20投ぐらいして、ようやくヒットが。
そのまま、鮎釣りのように、網で受け止めます。
待望のヤマメくんが釣れてくれました。
やっぱり美しいですね。
朱色が綺麗です。
元気で、網からジャンプして帰っていきました。
その後もライズしているので、同じ場所に30分ぐらい粘りますが、釣れません。
ちなみにポイントは、流れ込みの巻き返しになっている場所でした。ヤマメが好きそうな流れですね。
今日のメインの目的は探索なので、どんどん釣り上がります。
しかし、魚は見えません。
またしても緩やかな場所で、ライズしています。
これはチャンスと思い、投げると1投目でヒット。
しかし、糸が緩かったのか、針が取れてしまいました。
ヤマメが川で首を振っていたので、フックだけ取れてしまったようです。申し訳なかったですね。
そう思い、毛鉤を結んでいると、ゴロゴロという音が。
見ると、拳大の岩が転がってきます。
恐怖で足が動かなかったのですが、半歩だけ足が動いてくれて間一髪避けられました。
結構な大岩なので、当たったら痛かったと思います。本当に目の前に落ちてきました。移動しなかったら当たっていましたね(右足の前の石が転がってきました)。
今日の傾向でもあるのですが、落石が多いです。
道路にも岩が大量に落ちているので、釣りをする人は気をつけたほうがよさそうです。
結構な斜面から滑り落ちてきました。
この後の深場に1匹大きいヤマメがいたのですが、私の毛鉤には見向きもしませんでした。
やはり沈む毛鉤じゃないと厳しいのか。しかし、重りをつけても反応はなかったです。
そのまま登ります。
ポイントは良さそうなのですが、反応がありません。
渓相はかなり好みです。
次の場所は、魚がいたのですが、また私の不用意な移動で魚に気づかれてしまいました。
気をつけないとダメですね。
ようやく退渓できそうな場所がありました。
この橋の左側から帰ることにしましたが、少しだけ先を見ます。
先はこんな感じでしたが、魚は見えませんでした。
17時40分で寒いので、諦めて戻りました。
18時10分に出発し、19時40分に帰宅できました。
感想
ある程度予想はできましたが、春先のテンカラは私の未熟さもあり釣れませんでした。
今日は久しぶりのテンカラ、渓流釣りで感覚が鈍っていました。
まずは、テンカラを投げる技術です。
久しぶりなのでうまく投げられませんでした。
テンカラは何度も投げるので、これはある程度改善できると思います。
ダメだったのが、移動の仕方です。
何度も石を踏んだりして、魚を警戒させてしまいました。
そのため、次は以下の2つを課題にします。
- 岩を踏まないように気を付ける
- ピンポイントで狙えるようにする
ちなみに今回使った毛鉤は、以下の逆さ毛鉤です。
今年で3年目のテンカラだと思いますが、巻くのも慣れてきた気がします。
次回も上野村を探索したいと思います。